高知名物の「鰹のたたき」といってもいろいろあります。藁で焼く、炭で炙る、炙った後すぐに氷水につけて冷やすもの、焼いたまま「焼き切り」で食べるもの...などなど。
「焼き切り」は、土佐の漁師が釣った魚をすぐに皮付きのまま表面だけ焼いて、あたたかいまま刺身にする料理です。皮は香ばしく焼け、皮のすぐ下の脂は溶けて身になじみ、中の身は冷たいまま。「土佐の鰹たたき」が定着する以前から、漁師はそうやって食べていたようです。
そして、この「焼き切り」には、粒の大きい「天日塩」がとても合うのです。
材料(4人分)調理時間:15分
- 鰹のたたき
- 1本
- にんにく
- 1かけ(5g)
- たまねぎ
- 1コ
- 青しそ
- 12枚
作り方
- 玉ねぎは繊維に沿って薄切りにし、辛みが抜けるまで水にさらす。
- 鰹のたたきを流水で解凍する。
そのまま食べても美味しいですが、食べる直前にガスコンロなどで
皮の面だけでもあぶると美味しくなります。
中に火が通ってあまり身が白くならないように注意。 - 1cm厚ぐらいの斜め切りにする。
高知の男は1.5cmの厚切りが好み。 - たまねぎや薬味とともに器に盛り付けます。
野菜や薬味をたっぷり盛り付けるのが高知流。 - 塩たたきにするなら、高知の天日塩がおすすめ。
みょうがやすだちなど、お好みの薬味を添えてお召し上がり下さい。